ウエディングドレスと洋服は違うもの
花嫁さまで、ファッションきっかけで骨格診断やパーソナルカラー診断に興味を持たれ、お問い合わせをいただくことがあります。
パーソナルファッションレッスンを受けて、ファッションレッスンから知った骨格診断とパーソナルカラー診断をの知識をウエディングドレス選びに生かそうと思われるのです。
ですが、
プロからお伝えすると
ファッションとウエディングは全く異なるものです。
ファッションの似合うを、ウエディングドレス選びに生かすことは容易ではありません。
もっとハッキリ言うと。
骨格診断やパーソナルカラー診断の知識があったり、ウエディングの知識があると生かせるけど、その知識がないのであればちゃんと生かすことは出来ないに等しいと思います。
骨格診断とパーソナルカラー診断の診断結果は変わりません。
ファッション診断でストレートさんならストレートさんだし、パーソナルカラーがスプリングさんなら似合う色はスプリングさんです。
ただ、その診断結果が分かっても、ファッションで似合う素材・形・色がわかっても、それをウエディングに生かすというのは正直、ウエディングの知識がないと難しいのです。
何故なら、単純なこと。
ウエディングドレスとお洋服とでは、素材や形が全く異なるから。
ウエディング≒ファッション
ドレスとお洋服、形やデザイン、シルエットなどは全く違うもの、コレって簡単に想像出来ますよね?
ドレスとお洋服、使われている素材も全然違うもの、コレも簡単に想像出来ますよね?
例え同じ素材があったり、似たような形があったとしても、それをそのまんまウエディングドレスに当てはめるというのは、『気を付けてね(汗)』って思います。
単純に骨格タイプがウェーブだから、このドレスがいいのかなとか、パーソナルカラーがサマーだからこの色がいいのかな、ってそんな簡単な事じゃないんです。
ウエディングドレスや和装ってとっても奥が深いんです。
そのそもウエディングドレス自体が非日常的なものだし、花嫁さまにとっては見たこと触れた事なんてほぼ初めてだと思う。
どんな素材が使われているのか?どんなデザインがあるのか?
お洋服と違って身体のラインの出るところ、お肌が見えるところ、布で身体が覆われるところが変わります。
そんな非日常的なウエディングドレスに、どう骨格やカラーを生かしますか?
骨格タイプやパーソナルカラーが分かって、それを誰でもウエディングに生かせるのなら、花嫁さまのドレス選びはこんなにも大変じゃなくなり、ドレス迷子の花嫁さまもこんなに多くないと思う。
今じゃ、骨格診断とパーソナルカラー診断は浸透してきているから、簡単にセルフチェックできるようになっています。
診断結果はその通りでいいのかも知れない。
でも、そのまんまドレス選びに当てはめてみたり、そのまんまの知識でドレス試着をしてみたら
『あれ?何かイマイチ』『あれ?しっくりこない』
きっとこんな経験されている花嫁さまも多いはず。
だって、そうだから。
セルフチェックは一つのタイプでしか診断できない。
でも、骨格タイプにはミックスタイプの人もいるし、身体はストレートタイプでも顔はウェーブタイプな人もいる。
そんな人たちに、単純に一つのタイプで似合うものが当てはまるわけがないのです。
それぞれ、ミックスさんや顔と身体のバランスが異なる人がいて、一人ひとりに似合うものがあるんです。
もう一度言います。
ファッションで知った骨格診断やパーソナルカラー診断の知識は、ウエディングドレス選びやカラードレス選び、和装選びに当てはめることは容易ではありません。
一生に一度の、特別な日の特別な装い。
簡単な自己診断で似合うものを勘違いして、ドレス選びで間違った知識取り入れないよう気を付けてくださいね。